【つみたてNISAの利益を伸ばす】投資信託は積み立て頻度の設定や購入日(買付日)設定で運用成績は有利になる!?

マネー

近年利用者がかなり増えてきている『つみたてNISA』。資産運用初心者の方にも人気で口座数も220万口座(2020年3月末時点)とつみたてNISAを使っている方もかなり増えてきました。今回は『つみたてNISA』の購入日を設定する方法とその効果を解説していきます。

つみたてNISAを始めたけど、

・積み立てする頻度はどれくらいがおすすめなの?

毎月積み立てをしているけど、何日に買うのが効果的なの?

つみたてNISAを利用している方でも意外と知られていないのが、『積立日(買付日)』・『積立頻度』についてまとめてみました。

つみたてNISAとは、

つみたてNISAとは、2018年からはじまった少額投資非課税制度です。年間の投資額(上限年40万円)から得た利益・分配金に対して、かかる税金が0になるお得な制度となっています。通常、株式・投資信託などで得た利益に対しては20.315%の税金がかかってしまいますが、つみたてNISAでは年間上限40万の投資額が最長20年間、税金が非課税になるのです。

今後つみたて投資を検討している方は、つみたてNISAを使わないともったいないということです。『つみたてNISA』の運用実績、メリット・デメリットの解説、はじめ方の解説についての参考記事を下記に貼っておきます。

積み立て頻度や購入日(買付日)について

つみたてNISAの積み立て頻度・購入日についてそれぞれ解説していきます。投資信託の積み立て頻度は毎月・毎週・毎日のどれを選ぶべきか?毎月にした場合の購入日は何日に購入するべきか?を説明していきます。

・投資信託の積み立て頻度は毎月1回で問題なし

以前まで投資信託の積立日は月に1回という金融機関が多く、【投資信託の積み立て=毎月1回、決まった日に積み立てする】というイメージが強いと思います。ただ、最近は『毎月』『毎週』『毎日』と積み立て頻度を設定できる金融機関も増えてきました。代表的な金融機関だとSBI証券、楽天証券などは、『毎週』『毎日』にも対応できるようになっています。購入頻度による買付上限金額は下記のようになります。

つみたてNISAの積立頻度ごとの上限金額
  • 『毎月』購入:33,333円(上限40万÷12ヶ月)
  • 『毎週』購入:7,692円(上限40万÷52週)
  • 『毎日』購入:1,619円(上限40万÷247日)

つみたてNISAの場合は年間の非課税枠が決まっており年間40万が上限になっておりので、積立頻度を変更しても上限金額を超えて金額を設定することはできません。

下の図はいくつかの投資信託から『毎月』『毎週』『毎日』とそれぞれの積み立て頻度に設定した際の5年間のリターン結果です。積み立て頻度の設定によるリターンには大差がないことがわかります。このことから積み立て頻度の設定に関しては、あまり悩む必要はなく、月1回の積み立て頻度設定で問題ないです。

QUICK資産運用研究所調べ

・積立日(買付日)は月初・月末、キリの良い日は避ける

つみたてNISAで長期投資をするのであれば、積立の頻度に関しては特に気にしなくて良いということを伝えさせていただきましたが、積立日(買付日)についてはどうでしょうか?

積立日についても、最近では毎月の積立する日を自分で設定して積み立てができる金融機関も増えてきました。私の場合は毎月7日に買い付けをして運用しています。この積立日(買付日)についても有利になる日にち、不利になる日にちがあるのか解説していきます。

結論から伝えると、

  • 積立日(買付日)は月末・月初は避ける
  • 10日や15日などキリの良い日は避ける

の2点に注意して積立日(買付日)を設定することをおすすめします。

積立日は月末・月初、キリの良い日を避けた方が良いという理由は、多くの方が月末・月初、キリの良い日を積立日として設定しているため、投資信託の基準価格が上がりやすい傾向があるからです。何気なく投資信託をはじめている方の多くは、積立日を気にせず設定している方が多く、給料日の翌日や、毎月1日などで設定をしています。そのため月末・月初は傾向として買付が増えて、その投資信託の基準価格が上がっていきます。投資の基本は安い時に買うことが重要なので、傾向として購入者が増えそうな日は避けるようにしていきましょう。

下の図は20年間での日別のリターンの違いの一例です。リターンの最大と最小の差は1%ほどですが、月末、月初より月半ばの方がやや有利な結果になっています。

QUICK資産運用研究所調べ

積み立て頻度・買付日の設定方法

積み立てNISAの積み立て頻度の設定、買付日の設定は各金融機関の管理画面で簡単に設定をすることができます。SBI証券での設定方法は、運用中のつみたてNISA管理画面から、つみたて条件設定にいき、毎月・毎週・毎日のコース選択で積み立て頻度の設定、申込設定日から何日に買付日を設定するか?を選ぶことができます。

【積み立て頻度・買付日設定方法】
■SBI証券➡︎設定手順(公式サイト)
■楽天証券➡︎設定手順(公式サイト)

まとめ

この記事を読んでもらって、自分の銘柄を決めた後、積立日は〇〇日にしよう!という感じで決めていただければと思います。今まで記載した、積立頻度・積立日については、あくまで傾向であり、当然株価は市場の動きに連動するものになります。積立日に固執して、積立日をいつにするか?を徹底的に時間をかけて決めることより、どの銘柄で積み立てをするか?に時間を描けるようにしましょう。積立頻度・積立日はあくまでも最重要ではないです。

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